シーバス釣りを始めると、どのルアーを選べばいいか迷ってしまいますよね。そんな時に多くのアングラーが口を揃えて勧めるのが「タックルハウス」のルアーです。
タックルハウスは1984年に創業した日本のルアーメーカーで、特にシーバス釣りの分野で絶大な支持を受けています。多くのプロアングラーが愛用していることでも有名で、釣具店でもよく目にするブランドの一つです。
この記事では、タックルハウスがシーバス釣りで選ばれる理由と、実際に使ってほしいおすすめルアーを具体的にご紹介します。初心者の方でも分かりやすく、実釣に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なぜシーバス釣りにタックルハウスが選ばれるのか
タックルハウスのルアーは、なぜこれほどまでにシーバスアングラーから愛され続けているのでしょうか。その理由は大きく3つのポイントに集約されます。
貫通ワイヤー構造で耐久性が抜群
タックルハウスのルアー最大の特徴は、貫通ワイヤー構造にあります。これは、ルアーの内部に一本の太いワイヤーを通すことで、大型のシーバスがかかっても簡単には壊れない構造になっています。
通常のルアーでは、フックアイとボディが接着剤だけで固定されていることが多いです。しかしタックルハウスのルアーは、ワイヤーがボディを貫通しているため、シーバスが暴れても折れたり外れたりする心配がありません。
特に大型のシーバスが多い河川や磯場では、この耐久性の高さが大きなアドバンテージになります。せっかくの大物を逃してしまうリスクを大幅に減らせるのは、釣り人にとって非常に心強いポイントですね。
幅広いレンジに対応できるラインナップ
タックルハウスは、浅場から深場まで様々なレンジに対応できるルアーを豊富に揃えています。水深1メートル程度の浅場用から、10メートルを超える深場用まで、ニーズに応じて選択できるのが魅力です。
シーバスは季節や時間帯によって泳ぐ深さが変わります。春は浅場に寄ってくることが多く、夏場は深い場所に潜んでいることが一般的です。タックルハウスなら、こうした状況の変化に対応できるルアーが必ず見つかるでしょう。
また、同じシリーズでもサイズ展開が豊富なのも嬉しいポイントです。ベイトフィッシュのサイズに合わせてルアーを選べるため、より自然にシーバスを誘うことができます。
実釣で証明された圧倒的な釣果実績
タックルハウスのルアーは、プロアングラーの実釣データに基づいて開発されています。机上の理論だけでなく、実際にフィールドで使って釣果を上げているルアーばかりです。
多くの釣り雑誌やテレビ番組で、タックルハウスのルアーを使った釣果報告が紹介されています。これは偶然ではなく、実際に魚が釣れるルアーだからこその結果と言えるでしょう。
特に関東圏のシーバスポイントでは、タックルハウスのルアーで釣果を上げているアングラーを頻繁に見かけます。実績があるからこそ、多くの人に選ばれ続けているのです。
タックルハウスの代表的なルアーシリーズを知る
タックルハウスには数多くのルアーシリーズがありますが、その中でも特に人気が高く、実績も豊富な3つのシリーズをご紹介します。
K-TENシリーズ – 名作中の名作
K-TENシリーズは、タックルハウスの代表作と言っても過言ではありません。1990年代に発売されてから30年以上経った今でも、多くのアングラーに愛用され続けている名作ルアーです。
このシリーズの特徴は、絶妙な浮力設定にあります。水中でふわふわと漂うような動きで、シーバスの食い気を誘います。特に活性が低い時期や、スレた魚に対して効果的です。
現在も新しいモデルが追加され続けており、セカンドジェネレーションやブルーオーシャンなど、バリエーションも豊富です。初心者からベテランまで、幅広い層に支持されているシリーズと言えるでしょう。
CONTACTシリーズ – 万能タイプの定番
CONTACTシリーズは、タックルハウスの中でも最も使いやすいシリーズの一つです。様々なシチュエーションに対応できる万能性が最大の魅力で、一つ持っていれば安心できるルアーです。
飛距離、泳ぎ、フッキング性能のバランスが非常に良く取れています。河川から港湾部、サーフまで幅広いフィールドで使えるため、初心者の方には特におすすめしたいシリーズです。
カラーバリエーションも豊富で、クリアウォーターからマッディウォーターまで対応できます。時間帯や天候に関係なく使えるのも、このシリーズの大きなメリットですね。
SHORESシリーズ – ライトゲーム対応
SHORESシリーズは、比較的軽いタックルで楽しめるライトゲーム向けのシリーズです。小型のルアーでありながら、しっかりと飛距離を稼げる設計になっています。
港湾部のシーバスや、小場所でのピンポイント攻略に威力を発揮します。軽量ながらもタックルハウスらしい高い耐久性を持っているため、安心して使えるのが嬉しいポイントです。
エントリーモデルとしても人気が高く、これからシーバス釣りを始める方にもおすすめできるシリーズです。価格も比較的リーズナブルなので、まずは試してみたいという方にピッタリでしょう。
タックルハウスの超定番おすすめルアー5選
ここからは、タックルハウスの数あるルアーの中から、特におすすめしたい5つのモデルをご紹介します。どれも実績豊富で、多くのアングラーから支持されている名作ばかりです。
1. TKLM120 – シーバス最強の呼び声高い神ルアー
TKLM120は、多くのシーバスアングラーが「最強」と呼ぶ伝説的なルアーです。120mmのボリュームがありながら、繊細なアクションでシーバスを魅了します。
このルアーの最大の特徴は、独特のローリングアクションにあります。水中でゆらゆらと揺れながら泳ぐ姿は、まさに弱った小魚そのものです。特に秋のハイシーズンには、驚くほどの釣果を叩き出してくれます。
実売価格は2,800円前後と決して安くありませんが、その価値は十分にあります。一度使えば、なぜこれほど多くの人に愛されているのかが分かるはずです。大型狙いには欠かせない一本と言えるでしょう。
2. TKLM90 – 小場所から大場所まで万能タイプ
TKLM90は、90mmというオールラウンドなサイズが魅力のルアーです。小場所でのピンポイント攻略から、広大なサーフでの遠投まで、幅広いシチュエーションに対応できます。
120mmモデルに比べて若干軽量なため、ライトタックルでも扱いやすいのがポイントです。それでいて飛距離も十分確保できるため、初心者の方にも自信を持っておすすめできます。
ベイトフィッシュが小さい時期や、シーバスの活性が低い時に特に効果的です。実売価格は2,500円前後で、コストパフォーマンスも優秀なルアーと言えるでしょう。
3. K-TENセカンドジェネレーション – 進化した名作
オリジナルのK-TENをベースに、現代の釣りに合わせて改良されたのがセカンドジェネレーションです。基本的な性能はそのままに、より使いやすく進化しています。
浮力の調整により、よりゆっくりとした動きが可能になりました。スレたシーバスや、プレッシャーの高いポイントで威力を発揮します。じっくりと誘いたい時には最適なルアーです。
カラーバリエーションも豊富で、様々な状況に対応できます。実売価格は2,200円前後と、比較的手に入れやすい価格設定なのも魅力的ですね。
4. K-TENブルーオーシャン – ロングセラーの安定感
K-TENブルーオーシャンは、オリジナルのK-TENの血統を受け継ぐロングセラーモデルです。発売から長い年月が経っても、安定した釣果を提供し続けています。
このルアーの特徴は、抜群の安定感にあります。どんなリトリーブスピードでも安定して泳いでくれるため、初心者の方でも扱いやすいルアーです。
特に濁りが入った水域で効果的で、アピール力の高さが光ります。実売価格は1,900円前後と、K-TENシリーズの中では比較的リーズナブルなのも嬉しいポイントです。
5. フィードシャロー – 浅場攻略の切り札
フィードシャローは、水深1〜2メートル程度の浅場攻略に特化したルアーです。根がかりを恐れることなく、ギリギリまで攻めることができます。
春の浅場に差してくるシーバスや、夜間の浅場パターンで威力を発揮します。軽快なアクションで、活性の高いシーバスを効率よく釣り上げることができるでしょう。
サイズ展開も豊富で、ベイトフィッシュに合わせて選択可能です。実売価格は2,000円前後で、浅場専用ルアーとしては優秀なコストパフォーマンスを誇ります。
シーバスの状況別におすすめのタックルハウスルアー
シーバス釣りでは、釣り場の状況に応じてルアーを使い分けることが重要です。タックルハウスのルアーなら、どんな状況にも対応できるモデルが見つかります。
河川でのシーバス釣りに効果的なモデル
河川でのシーバス釣りでは、流れに負けずにしっかりと泳いでくれるルアーが必要です。タックルハウスなら、K-TENシリーズやTKLMシリーズがおすすめです。
特にK-TENブルーオーシャンは、流れの中でも安定したアクションを維持してくれます。橋脚周りや流れ込みなど、変化のあるポイントで威力を発揮するでしょう。
河川では濁りが入ることも多いため、アピール力の高いカラーを選ぶことも大切です。レッドヘッドやチャートリュースなど、視認性の高いカラーがおすすめです。
サーフや磯での使い分けポイント
サーフや磯では、遠投性能と波に負けないアクションが重要になります。TKLM120のような大型ルアーが活躍する場面です。
波が高い時は、より重量のあるルアーで底まで沈めてからリトリーブする方法も効果的です。CONTACTシリーズなら、こうした使い方にも対応できます。
磯場では根がかりのリスクも高いため、フックを強化したモデルを選ぶことも大切です。タックルハウスのルアーは基本的に丈夫ですが、特にハードな条件では慎重に選びましょう。
ナイトゲームで威力を発揮するカラー選択
夜のシーバス釣りでは、カラー選択が釣果を大きく左右します。タックルハウスのルアーには、ナイトゲームに適したカラーが豊富に用意されています。
基本的には、シルエットがはっきり見えるブラックやパープル系がおすすめです。月明かりがある夜は、シルバーやホワイト系も効果的でしょう。
また、グローカラーを使うのも一つの手です。ほのかに光るグローが、暗闇の中でシーバスの注意を引きつけてくれます。
タックルハウスルアーの効果的な使い方テクニック
せっかく良いルアーを手に入れても、使い方を間違えてしまっては宝の持ち腐れです。タックルハウスのルアーの性能を最大限に引き出すテクニックをご紹介します。
ドリフト釣法で食わせのタイミングを作る
タックルハウスのルアーは、ドリフト釣法との相性が抜群です。これは、ルアーを流れに任せて自然に漂わせる釣法で、特にK-TENシリーズで効果的です。
具体的には、ルアーをキャストした後、リールを巻かずにそのまま流れに任せます。ルアーが自然にドリフトしていく様子は、まさに弱った小魚そのものです。
時々軽くトゥイッチを入れることで、より自然な動きを演出できます。シーバスの活性が低い時期には、特に有効なテクニックと言えるでしょう。
ステディリトリーブの基本とコツ
タックルハウスのルアーは、一定速度で巻くステディリトリーブでも十分な効果を発揮します。重要なのは、ルアーが最も美しく泳ぐスピードを見つけることです。
まずはゆっくりと巻いてみて、ルアーのアクションを確認してください。水面に波紋が立つようなら、少し速度を上げてみましょう。逆に、アクションが乱れるようなら、もう少しゆっくり巻くのがコツです。
慣れてきたら、時々スピードを変化させてみてください。単調なリトリーブよりも、メリハリをつけた方がシーバスの関心を引きやすくなります。
フックサイズアップのチューニング術
大型のシーバスを狙う時は、フックをサイズアップするチューニングが効果的です。タックルハウスのルアーは、フック交換にも対応しています。
標準装備のフックから1〜2サイズ大きなものに交換することで、大型魚のバラシを防げます。ただし、あまり大きすぎるとルアーのバランスが崩れるので注意が必要です。
フック交換の際は、スプリットリングも同時に強化することをおすすめします。フックが強くなっても、リングが弱いままでは意味がありません。
タックルハウスルアーの価格帯と購入時の注意点
タックルハウスのルアーを購入する際には、価格帯と注意点を事前に把握しておくことが大切です。正しい知識を持って購入することで、満足のいく買い物ができるでしょう。
各シリーズの実売価格と相場
タックルハウスのルアーは、シリーズによって価格帯が異なります。エントリーモデルから高級モデルまで幅広くラインナップされているのが特徴です。
最も人気の高いTKLMシリーズは、実売価格2,500〜2,800円程度が相場です。K-TENシリーズは1,900〜2,200円、SHORESシリーズは1,500〜1,800円程度となっています。
限定カラーや新作モデルは、やや高めの価格設定になることもあります。しかし、その分希少価値が高く、コレクター性も備えているのが魅力です。
タックルハウスのルアー価格一覧表:
| シリーズ名 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|
| TKLM120 | 2,800円前後 | 大型シーバス対応の最高峰モデル |
| TKLM90 | 2,500円前後 | オールラウンドな万能タイプ |
| K-TENセカンドジェネレーション | 2,200円前後 | 進化した名作の現代版 |
| K-TENブルーオーシャン | 1,900円前後 | ロングセラーの定番モデル |
| SHORESシリーズ | 1,500〜1,800円 | エントリー向けライトゲーム対応 |
偽物を見分けるポイント
人気の高いタックルハウスのルアーには、残念ながら偽物も出回っています。購入前に、以下のポイントをチェックして正規品かどうかを確認しましょう。
まず、パッケージの印刷品質を確認してください。正規品は印刷が鮮明で、文字のかすれやずれがありません。また、ルアー本体の塗装も均一で美しく仕上がっています。
貫通ワイヤーの品質も重要なチェックポイントです。正規品は太くて丈夫なワイヤーが使用されており、曲がりやねじれがありません。価格があまりにも安い商品は、偽物の可能性が高いので注意が必要です。
初心者が最初に買うべきモデル
これからタックルハウスのルアーを使い始める方には、まずK-TENブルーオーシャンをおすすめします。価格が手頃でありながら、タックルハウスの基本性能をしっかりと体験できるモデルです。
次に購入するなら、TKLM90が良いでしょう。オールラウンドに使えるサイズで、様々なシチュエーションに対応できます。この2本があれば、タックルハウスの魅力を十分に感じられるはずです。
慣れてきたら、釣り場の特性に合わせて他のモデルも試してみてください。最終的には、お気に入りの数本を見つけることが、釣りをより楽しむコツです。
まとめ
タックルハウスのルアーは、貫通ワイヤー構造による高い耐久性と、実績に裏打ちされた確かな釣果で、多くのシーバスアングラーから支持されています。K-TENシリーズやTKLMシリーズを筆頭に、初心者からベテランまで満足できるラインナップが揃っているのが最大の魅力です。
今回紹介した5つのおすすめモデルは、どれも長年愛され続けている名作ばかりです。TKLM120の圧倒的な釣果実績から、K-TENブルーオーシャンのコストパフォーマンスまで、あなたの釣りスタイルに合ったモデルが必ず見つかるでしょう。
これからシーバス釣りを始める方は、まずK-TENブルーオーシャンとTKLM90の2本から始めてみてください。タックルハウスのルアーで、きっと素晴らしいシーバス釣りライフが送れるはずです。ぜひ実際に手に取って、その品質の高さを体感してみてくださいね。
