USMハラーが高い理由は?価格の仕組み・口コミ・評判を紹介!

みなさんも一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?美しいスチール製の収納家具、USMハラー。しかし、価格を見て驚いた経験をお持ちの方も多いはずです。

「なぜこんなに高いの?」「本当にその価値があるの?」そんな疑問を抱く方も少なくありません。実際、同じような見た目の家具と比べると、USMハラーの価格は圧倒的に高く設定されています。

この記事では、USMハラーが高い理由から実際の価格、購入者の生の声、さらには安く手に入れる方法まで詳しくご紹介します。高額な投資を検討している方にとって、きっと参考になる情報をお届けします。

目次

1. USMハラーが高い理由は?スイス製モジュラー家具の価格の秘密

USMハラーの価格の高さには、確実な理由があります。単に「ブランド価格」だけではなく、製造技術と品質への徹底したこだわりが価格に反映されているのです。

独自開発のボールジョイントシステムと精密製造

USMハラーの最大の特徴は、独自開発されたボールジョイントシステムです。このシステムは、1963年の発売以来、基本構造が一切変わっていない完成されたデザインです。

ボールジョイント1つ1つが精密に作られており、組み立て時にネジやボルトを一切使用しません。代わりに、金属球とクランプだけでパネルとフレームを固定する仕組みになっています。この技術は特許を取得しており、他のメーカーでは真似できない独自の構造です。

製造工程では、各部品の精度を0.1mm以下の誤差に抑える必要があります。そのため、一般的な家具とは比較にならないほどの精密加工技術が求められるのです。この製造精度の高さが、50年以上使い続けられる耐久性の源となっています。

スイス製高品質スチールチューブの耐久性

USMハラーのフレームに使用されているのは、スイス製の高品質スチールチューブです。一般的な家具に使われるスチールとは品質が大きく異なります。

使用されているスチールは、厚さ2mmの肉厚設計で、内部に防錆処理が施されています。さらに、表面には特殊なポリエステル樹脂コーティングが施され、傷や汚れに強い仕上がりになっています。このコーティング技術により、20年以上使用しても色褪せや錆が発生することはほとんどありません。

また、フレームの溶接技術も非常に高度です。溶接部分は完全に平滑に仕上げられ、見た目の美しさと強度を両立させています。この溶接技術は熟練の職人によって行われており、機械では実現できない品質を実現しています。

カスタマイズ性とモジュラー設計の技術力

USMハラーのもう一つの大きな価値は、無限に近いカスタマイズ性です。基本的なパーツを組み合わせることで、テレビボード、キャビネット、ワゴン、デスクなど様々な家具に変身させることができます。

このモジュラー設計を実現するためには、全てのパーツが完璧に規格化されている必要があります。50年以上前に製造されたパーツと、現在製造されているパーツが完全に互換性を保っている点は、設計技術の高さを物語っています。

さらに、パーツの追加や配置変更が簡単に行えるため、引っ越しやライフスタイルの変化に合わせて形を変えることができます。この柔軟性により、一度購入すれば生涯使い続けることが可能になるのです。

2. USMハラーの実際の値段は?定型品の価格一覧

USMハラーの価格は、サイズや構成によって大きく変わります。ここでは、人気の高い定型品の具体的な価格をご紹介します。

テレビボード・サイドボードの価格帯

テレビボードとして人気の高いサイズの価格帯をご紹介します。最もコンパクトなモデルから大型サイズまで、幅広いラインナップが用意されています。

幅75cm×高さ35cmの1段タイプは約18万円から、幅150cm×高さ35cmの2段タイプは約35万円となっています。扉付きのモデルの場合、扉1枚あたり約3万円の追加費用がかかります。

サイドボードとして使える幅75cm×高さ70cmの2段タイプは約28万円です。カラーはシルバー、ホワイト、ベージュ、グレー、ブラックなどが選択可能で、カラーによる価格差はありません。

人気の高い幅110cm×高さ70cmのモデルは約38万円で、リビング収納として多くの方に選ばれています。このサイズになると、かなりの収納力を確保できるため、コストパフォーマンスも向上します。

キャビネット・ワゴンの価格

キャビネットタイプは、高さのあるモデルが中心となります。幅75cm×高さ105cmの3段キャビネットは約42万円、同サイズで扉付きの場合は約54万円になります。

ワゴンタイプは移動性を重視した設計で、幅35cm×高さ70cmのコンパクトモデルが約22万円です。キャスター付きのため、オフィスや書斎での使用に適しています。

大容量の幅110cm×高さ140cmキャビネットは約68万円と高額になりますが、書類や書籍の大量収納が可能です。企業のオフィスや、個人でも本格的な書斎を作りたい方に人気があります。

引き出しタイプのワゴンは、幅35cm×高さ35cmで約26万円です。精密な引き出し機構により、重い書類を入れても滑らかに開閉できます。

2023年・2025年の価格改定と値上げ情報

USMハラーは、原材料費や人件費の上昇に伴い、定期的に価格改定を行っています。2023年には全商品で平均8-12%の値上げが実施されました。

具体的には、人気の幅110cm×高さ70cmモデルが約35万円から約38万円に値上がりしています。扉付きオプションも約2万5千円から約3万円に改定されました。

2025年にも追加の価格改定が予定されており、さらに5-8%程度の値上げが見込まれています。これは、スイス本国での製造コスト上昇と為替レートの変動が主な要因です。

購入を検討している方は、価格改定前のタイミングを狙うことで、数万円の節約が可能になります。販売店では改定前の駆け込み需要により、在庫が不足することもあるため、早めの検討をおすすめします。

3. USMハラー購入者の口コミは?実際に使った人の評判

実際にUSMハラーを購入した方々の声を聞くと、その品質への評価と同時に、注意すべき点も見えてきます。

「一生ものになる」という満足度の高い評価

多くの購入者が共通して挙げるのが、「一生ものの家具」という評価です。20年以上使用している方の口コミでは、「今でも新品と変わらない状態を保っている」という声が多数寄せられています。

あるユーザーは「最初は高いと思ったが、10年使ってみて価値が分かった。安い家具を買い替える手間とコストを考えると、結果的に安い買い物だった」とコメントしています。

デザインに関しても高評価が目立ちます。「シンプルで飽きがこない」「どんなインテリアにも馴染む」といった意見が多く、長期間使用しても満足度が下がらない点が評価されています。

組み立て・分解の簡単さも購入者に喜ばれています。「引っ越しの際、簡単に分解できて運搬が楽だった」「部屋の模様替えで配置を変えるのが簡単」という実用的なメリットを実感する声も多いです。

重さや仕切りに関する注意点の声

一方で、注意すべき点として「重さ」を挙げる声が多いです。スチール製のため、同サイズの木製家具と比較すると2-3倍の重量があります。

「女性一人では移動が困難」「床の傷つき防止対策が必要」といった実用面での課題を指摘する口コミも見られます。特に賃貸住宅では、床の保護対策が重要になります。

また、「内部の仕切りが少ない」という指摘もあります。大きな空間が確保される反面、小物の整理には別途仕切りボードの購入が必要になる場合があります。これらの追加アクセサリーも高価なため、総コストが予想以上に膨らむケースもあります。

音に関しても「扉の開閉音が大きめ」「金属同士がぶつかる音が気になる」といった声があり、深夜の使用には注意が必要かもしれません。

子供のおもちゃ収納としての活用レビュー

意外に多いのが、子供部屋での活用事例です。「角が丸く安全性が高い」「汚れても簡単に拭き取れる」といった理由で選ぶ親御さんが増えています。

ある購入者は「子供が成長してもデスクや本棚に変更できるため、長期的に使える」と評価しています。モジュラー設計の柔軟性が、子育て世代にも評価されているようです。

また、「おもちゃを投げても傷つかない丈夫さ」「水拭きで衛生的に保てる」といった実用的なメリットも挙げられています。小さな子供がいる家庭では、メンテナンスの簡単さが重要な要素になります。

ただし、「扉の指挟み防止対策が必要」「重いため転倒防止の固定が重要」といった安全面での注意点も指摘されています。子供が使用する場合は、これらの対策を十分に検討する必要があります。

4. USMハラーを安く買う方法はある?お得な購入術

高価なUSMハラーですが、工夫次第で定価よりも安く購入することが可能です。賢い購入方法をご紹介します。

hhstyleの25%割引と各販売店の比較

USMハラーの正規販売店の中でも、hhstyle(エイチエイチスタイル)では定期的に25%オフセールを開催しています。このセール期間中に購入すると、数十万円の節約が可能です。

例えば、定価38万円のモデルが約28万円で購入できるため、10万円もお得になります。hhstyleのセールは年に2-3回開催されることが多く、事前にメールマガジン登録をしておくと開催情報をいち早く入手できます。

その他の正規販売店でも、展示品処分セールや決算セールで15-20%程度の割引が行われることがあります。大塚家具、アクタス、コンランショップなどでも、タイミング次第で割引価格での購入が可能です。

オンライン販売では送料が高額になる場合があるため、店舗での購入がおすすめです。また、大型商品の場合、組み立てサービスや配送サービスの内容も比較検討ポイントになります。

中古品市場での状態の良い商品の探し方

USMハラーは耐久性が高いため、中古市場でも品質の良い商品が流通しています。新品価格の50-70%程度で購入できることが多く、大幅な節約が可能です。

ヤフオクやメルカリなどのフリマアプリでは、引っ越しやリフォームに伴う出品が多く見られます。特に企業のオフィス移転時には、まとまった数量が出品されることがあります。

中古品を選ぶ際のチェックポイントは、ボールジョイント部分の状態です。この部分に損傷があると、組み立てができなくなるため、写真で詳細を確認することが重要です。

また、パーツの欠品がないかも必ず確認しましょう。USMハラーは全てのパーツが揃わないと完成しないため、購入前にパーツリストとの照合が必要です。信頼できる出品者から購入することも重要なポイントです。

価格改定前のタイミングを狙う購入戦略

USMハラーの価格改定は、通常年末から年始にかけて実施されます。この改定前の11-12月は、現行価格での最後のチャンスとなるため、狙い目の時期です。

改定前には在庫処分を兼ねた特別セールが開催されることもあります。販売店にとっても在庫を処分したい時期のため、交渉次第で追加割引を受けられる可能性があります。

また、新商品発表前の既存モデル処分も狙い目です。USMハラーは基本設計が変わらないため、型落ちモデルでも機能的に劣ることはありません。

購入資金に余裕があるなら、改定発表と同時に予約注文を入れることも有効です。在庫確保ができれば、改定後の値上がり分を避けることができます。販売店との良好な関係を築いておくことで、こうした情報をいち早く入手できます。

5. USMハラーの代替案は?似た機能で安い収納家具

USMハラーは魅力的ですが、予算的に厳しい場合は代替となる収納家具も検討してみましょう。

無印良品のスチールユニットシェルフとの比較

無印良品のスチールユニットシェルフは、USMハラーの代替として最も人気の高い選択肢です。価格は約5分の1程度で、基本的な機能は十分に満たしています。

幅86cm×高さ120cmのモデルが約4万円で購入でき、追加の棚板やボックスで自由にカスタマイズできます。オープンシェルフとしての使い勝手は、USMハラーに近いものがあります。

ただし、耐久性や精度ではUSMハラーに及びません。ボルト接続のため、分解・組立を繰り返すと接続部分が緩くなる可能性があります。また、表面処理もUSMハラーほど丁寧ではありません。

それでも、限られた予算で機能的な収納を求める場合には十分な選択肢といえます。特に、賃貸住宅での一時的な使用や、若い世代の最初の家具としては優秀な選択です。

ニトリ・IKEAのモジュラー収納システム

ニトリの「Nクリック」シリーズやIKEAの「ALGOT」システムも、モジュラー収納の代替案として注目されています。価格はUSMハラーの約10分の1で、基本的な組み合わせ収納が可能です。

ニトリのシステムは、日本の住環境に合わせた設計が特徴です。幅や高さの選択肢が豊富で、狭いスペースでも効率的に収納できます。価格も1万円台から揃えることができます。

IKEAのシステムは、スカンジナビアンデザインの美しさが魅力です。ホワイトを基調とした清潔感のある見た目で、シンプルモダンなインテリアによく合います。

ただし、これらの製品は数年での買い替えを前提とした設計です。長期使用を考えると、結果的にUSMハラーの方がコストパフォーマンスに優れる場合もあります。

国産メーカーのカスタマイズ可能な収納家具

国産メーカーでは、カリモクやアルフレックスなどが高品質なモジュラー収納を展開しています。価格はUSMハラーの7-8割程度で、品質面では遜色ありません。

カリモクの「KARIMOKU NEW STANDARD」シリーズは、木材とスチールを組み合わせたモダンなデザインが特徴です。日本製ならではの細やかな配慮と品質管理が評価されています。

アルフレックスの収納システムは、イタリアンデザインの美しさと実用性を兼ね備えています。カラーバリエーションも豊富で、インテリアとの調和を重視する方におすすめです。

これらの国産メーカー品の最大のメリットは、アフターサービスの充実です。修理や部品交換にも迅速に対応してもらえるため、長期的な安心感があります。また、日本の住環境に最適化された設計も魅力的なポイントです。

まとめ

USMハラーの高い価格には、スイス製の精密な製造技術、独自のボールジョイントシステム、そして50年以上変わらない品質への徹底的なこだわりが反映されています。実際の購入者からは「一生ものの家具」として高い評価を得ている一方、重さや音の問題など注意すべき点もあります。

価格面では、hhstyleの25%オフセールや中古市場の活用、価格改定前の購入などで節約が可能です。また、予算が限られる場合は、無印良品やニトリ、国産メーカーの代替品も検討してみてください。

USMハラーは確かに高価な投資ですが、その品質と機能性を考えると、長期的にはコストパフォーマンスに優れた選択といえるでしょう。購入を検討している方は、ご自身のライフスタイルと予算に合わせて、最適な選択をしてくださいね。

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