東京で釣りを楽しもうと思っている方は多いのではないでしょうか。実は東京には都心部から郊外まで、初心者から上級者まで楽しめる釣りスポットがたくさんあります。海釣りから川釣り、渓流釣りまで、様々なスタイルの釣りが楽しめるのが東京の魅力です。
今回は東京都内でおすすめの釣りポイントを7つのエリアに分けてご紹介します。アクセスしやすい場所から自然豊かな穴場まで、あなたにピッタリの釣り場がきっと見つかるでしょう。釣り初心者の方でも安心して楽しめる情報もお伝えしていきます。
東京湾エリアで人気の釣りポイント
東京湾エリアは都心からアクセスしやすく、手軽に海釣りを楽しめるスポットが充実しています。特に夜景を楽しみながらの夜釣りは格別で、多くの釣り人に愛されているエリアです。
初心者でも釣りやすい魚が多く、ファミリーフィッシングにもおすすめです。潮の流れが穏やかな場所が多いため、安全に釣りを楽しめるのも魅力の一つです。
お台場海浜公園の釣り場情報
お台場海浜公園は東京湾エリアで最も人気の高い釣りスポットです。ゆりかもめでアクセスできるため、電車で気軽に行けるのが魅力です。
砂浜からの投げ釣りでシロギスやカレイを狙えます。特に春から秋にかけてはシロギスの数釣りが楽しめ、初心者でもコツを掴めばたくさん釣れます。レインボーブリッジを眺めながらの釣りは、東京ならではの贅沢な時間です。
夏場は海水浴客が多いため、早朝や夕方以降の時間帯がおすすめです。駐車場も完備されているので、車でのアクセスも便利です。
晴海ふ頭の夜釣りスポット
晴海ふ頭は夜釣りの聖地として多くの釣り人に愛されているスポットです。都心の夜景を眺めながらの釣りは、他では味わえない特別な体験になります。
主にアジやサバ、イワシなどの回遊魚を狙えます。サビキ釣りで手軽に始められるので、初心者にもおすすめです。秋には良型のアジが回ってくるため、数釣りと型釣り両方を楽しめます。
電気ウキを使った夜釣りも人気で、セイゴやカサゴなどの根魚も狙えます。24時間開放されているため、仕事帰りの夜釣りにも最適です。
豊洲ぐるり公園の手軽な釣り場
豊洲ぐるり公園は2018年にオープンした比較的新しい釣りスポットです。整備された護岸で安全に釣りができ、ファミリーでも安心して楽しめます。
ハゼ釣りの名所として知られており、夏から秋にかけて良型のハゼが数釣りできます。ちょい投げでシロギスやカレイも狙え、一日中飽きることなく釣りを楽しめるでしょう。
公園内にはトイレや自販機も完備されており、長時間の釣行でも快適です。駐車場もあるため、荷物の多い釣行でも安心です。
隅田川・荒川沿いの釣れるスポット
隅田川と荒川沿いは都市型河川釣りの代表的なエリアです。河口部では汽水域特有の魚種が狙え、都心にいながら本格的な釣りが楽しめます。
電車でのアクセスが良く、仕事帰りにちょっと竿を出すこともできる手軽さが魅力です。河川敷は整備されているところが多く、初心者でも安全に釣りができます。
隅田川テラスでのハゼ釣り
隅田川テラスは東京を代表するハゼ釣りスポットです。浅草から勝どきまでの長い区間で釣りが楽しめ、それぞれのエリアで違った特色があります。
特に佃島周辺は良型のハゼが期待できる人気ポイントです。7月から11月までがシーズンで、のべ竿を使った江戸前ハゼ釣りを満喫できます。東京スカイツリーを眺めながらの釣りは、観光気分も味わえて一石二鳥です。
釣り具レンタルを行っている船宿もあるため、手ぶらで気軽に楽しめるのも嬉しいポイントです。
荒川河口での本格的な釣り
荒川河口は都内でも屈指の大物釣りスポットです。シーバスやクロダイなどのゲームフィッシュから、アナゴやウナギまで多彩な魚種が狙えます。
ルアーフィッシングではシーバスが人気で、70センチを超える良型も期待できます。夕まずめから夜にかけての時間帯が特におすすめです。河口部の複雑な流れを読むことで、より多くの魚に出会えるでしょう。
潮位の変化が大きいため、事前の情報収集が重要です。満潮前後の時間帯を狙うと釣果が期待できます。
葛西臨海公園の家族向け釣り場
葛西臨海公園は家族連れに最適な釣りスポットです。公園内には水族館や観覧車もあり、釣り以外のレジャーも同時に楽しめます。
西なぎさエリアではハゼやシロギス、カレイなどが狙えます。遠浅の砂地が続いているため、子供でも安全に釣りができるのが魅力です。春にはシロギス、夏から秋にはハゼと、季節に応じて様々な魚種を楽しめます。
駐車場やトイレ、売店なども充実しており、一日中快適に過ごせます。JR京葉線でアクセスできるため、電車釣行にもおすすめです。
多摩川流域のおすすめ釣り場
多摩川は東京を代表する河川で、上流から下流まで様々な釣りが楽しめます。都心からのアクセスも良く、自然豊かな環境で釣りができるのが魅力です。
流域によって釣れる魚種が大きく異なるため、目的に応じてポイントを選べます。川釣り初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた楽しみ方があります。
二子玉川周辺の川釣りポイント
二子玉川周辺は都心に近い川釣りスポットとして人気があります。多摩川の中流域にあたり、流れが比較的穏やかで初心者でも釣りやすい環境です。
主にオイカワやウグイ、フナなどの淡水魚が狙えます。特に春から初夏にかけてはオイカワの活性が高く、軽いルアーでゲーム感覚で楽しめます。河川敷は整備されており、ファミリーでも安心して釣りができます。
高津橋や二子橋周辺がおすすめポイントです。電車でのアクセスも良好で、東急田園都市線二子玉川駅から徒歩でアクセスできます。
調布市周辺の穴場スポット
調布市周辺の多摩川は意外な穴場スポットです。都心から少し離れているため釣り人が少なく、のんびりと釣りを楽しめます。
河川敷が広く整備されており、キャンプ気分で一日中釣りを楽しむことができます。バーベキューと組み合わせたアウトドアレジャーとしても人気です。川幅が広いため、投げ釣りやルアーフィッシングに適しています。
春にはコイの産卵期で活性が高く、大型も期待できます。秋にはアユの落ちアユ釣りも楽しめ、季節ごとに違った楽しみがあります。
羽村堰での渓流釣り体験
羽村堰周辺は多摩川上流域で、都内にいながら渓流釣りの雰囲気を味わえるスポットです。水質が良く、自然豊かな環境が魅力です。
主にヤマメやイワナなどの渓流魚が狙えます。漁協による放流も行われているため、釣果も期待できます。渓流用のタックルが必要ですが、本格的な川釣りを楽しみたい方におすすめです。
遊漁券の購入が必要ですが、近くの釣具店で購入できます。青梅線羽村駅からアクセスできるため、電車釣行も可能です。
奥多摩エリアの自然豊かな釣りスポット
奥多摩エリアは東京とは思えないほど自然豊かな釣りスポットです。都心から車で約2時間程度でアクセスでき、本格的な渓流釣りや湖での釣りが楽しめます。
清流での釣りは格別で、日頃のストレスを忘れさせてくれるでしょう。自然の中での釣りは、都市部では味わえない特別な体験です。
奥多摩湖でのトラウト釣り
奥多摩湖は東京都内最大のダム湖で、トラウトフィッシングの聖地として知られています。放流されたニジマスやブラウントラウトなどが狙えます。
ボート釣りが主流で、湖上からルアーフィッシングを楽しめます。春と秋がベストシーズンで、良型のトラウトが期待できます。湖の深場に潜むトラウトを狙うため、テクニカルな釣りが求められます。
レンタルボートもあるため、ボートを持っていない方でも楽しめます。周辺には温泉もあり、釣りの後の疲れを癒すことができます。
多摩川上流部の渓流釣り
多摩川上流部は都内屈指の渓流釣りスポットです。奥多摩駅周辺から上流にかけて、多くの渓流釣りポイントが点在しています。
ヤマメやイワナが主なターゲットで、毛バリやルアーで狙えます。渓流釣りならではの繊細なアプローチが求められ、上級者でも十分楽しめる内容です。水が澄んでいるため、魚影を確認しながらの釣りも可能です。
解禁期間が決まっているため、事前に確認が必要です。また、遊漁券の購入も忘れずに行いましょう。
秋川渓谷の穴場ポイント
秋川渓谷は奥多摩と並ぶ東京の渓流釣りエリアです。比較的アクセスしやすく、初心者でも渓流釣りを始めやすいスポットです。
ヤマメやニジマスが主なターゲットで、放流も定期的に行われています。川幅がそれほど広くないため、初心者でも釣りやすい環境です。周辺にはキャンプ場も多く、アウトドアレジャーと組み合わせて楽しめます。
檜原村周辺がおすすめポイントで、五日市線で武蔵五日市駅まで行き、そこからバスでアクセスできます。
東京の釣り場で狙える魚種とシーズン
東京の釣り場では季節に応じて様々な魚種を狙うことができます。海、川、湖それぞれで異なる魚種が楽しめ、一年を通して釣りを満喫できるのが東京の魅力です。
季節ごとの特性を理解することで、より効率的に釣果を上げることができます。ターゲットに応じた時期選びが重要なポイントです。
春夏に釣れる魚と最適な時期
春夏シーズンは東京の釣りが最も活発になる時期です。水温の上昇とともに魚の活性も高くなり、初心者でも釣果を期待できます。
海では4月からシロギスが好調になります。5月頃からはサビキ釣りでアジやイワシの回遊が始まり、ファミリーフィッシングにも最適です。6月から8月にかけてはハゼ釣りがスタートし、東京湾や河川で手軽に楽しめます。
川では春の産卵期にコイやフナの活性が高くなります。夏場は多摩川上流でのヤマメ釣りが解禁となり、本格的な渓流釣りが楽しめるシーズンです。
秋冬シーズンの狙い目の魚
秋冬シーズンは落ち着いた釣りが楽しめる時期です。水温の低下とともに魚の動きは鈍くなりますが、良型の魚が期待できる季節でもあります。
9月から11月はハゼの数釣りができる絶好のシーズンです。型も大きくなり、天ぷらにして食べると絶品です。同時期にはアジの回遊も続き、サビキ釣りで楽しめます。
冬場は釣り物が少なくなりますが、カレイやメバルなどの根魚が狙い目です。寒さは厳しいものの、釣り人が少ないため穴場的な楽しみ方ができます。
通年で楽しめる定番魚種
東京には一年を通して狙える魚種もたくさんあります。これらの魚種を覚えておけば、いつでも釣りを楽しむことができます。
シーバスは代表的な通年ターゲットです。東京湾から隅田川、荒川まで幅広いエリアで狙え、ルアーフィッシングの醍醐味を味わえます。クロダイも通年狙える魚で、落とし込み釣りやフカセ釣りで楽しめます。
淡水では多摩川のコイやフナが通年ターゲットです。特にヘラブナ釣りは冬場でも楽しめる定番の釣り物として人気があります。
初心者におすすめの東京釣りスポット
釣りを始めたばかりの方にとって、どこで釣りをするかは重要な問題です。東京には初心者でも安心して楽しめる釣りスポットがたくさんあります。
設備が整っていて、釣り方を教えてくれるスタッフがいる場所を選ぶことで、安心して釣りデビューができるでしょう。
手ぶらで行ける釣り堀・海釣り施設
初心者の方におすすめなのが、手ぶらで楽しめる釣り堀や海釣り施設です。釣り具のレンタルからエサの準備まで、すべて施設で用意してくれます。
葛西臨海公園近くの「葛西海浜公園」では、釣り具のレンタルサービスがあります。若洲海浜公園の海釣り施設も初心者に人気で、スタッフが釣り方を丁寧に教えてくれます。
料金は竿代とエサ代込みで2,000円から3,000円程度です。一日楽しめることを考えると、とてもリーズナブルな価格設定です。
レンタル道具が充実している場所
本格的な釣り場でも、レンタル道具が充実している場所があります。これらの場所では、手ぶらで行っても本格的な釣りが楽しめます。
晴海ふ頭近くの釣具店では、夜釣り用の道具一式をレンタルできます。電気ウキやヘッドライトまで借りられるため、初めての夜釣りでも安心です。
奥多摩湖周辺でもトラウトフィッシング用の道具レンタルがあります。ボートとセットでレンタルできるため、本格的な湖上釣りを体験できます。
釣り方を教えてくれる親切なスポット
釣りの技術を身につけるには、経験豊富な方から教わるのが一番です。東京には釣り方を丁寧に教えてくれるスポットがあります。
隅田川のハゼ釣り船では、船頭さんが江戸前ハゼ釣りの技術を教えてくれます。竿の持ち方から誘い方まで、基本から応用まで学べます。
多摩川の釣具店では、川釣り教室を定期的に開催しています。地元の釣り名人が講師となり、実践的な技術を教えてくれるため、短期間で上達できます。
東京の釣り場で必要な道具と準備
東京で釣りを楽しむためには、釣り場に応じた適切な道具選びが重要です。海釣り、川釣り、湖釣りそれぞれで必要な道具が異なります。
事前の準備をしっかりと行うことで、現地で困ることなく釣りを満喫できるでしょう。また、東京特有の環境に応じた準備も必要です。
海釣り用の基本タックル
東京湾での海釣りには、汎用性の高いタックルがおすすめです。投げ釣りからサビキ釣りまで、幅広い釣法に対応できる道具を揃えましょう。
- 竿:3メートル前後の万能竿
- リール:3000番台のスピニングリール
- 道糸:ナイロン3号から4号
- 仕掛け:サビキ仕掛け、投げ釣り仕掛け
- エサ:アミエビ、ゴカイ、イソメ
初心者の場合は、竿とリールがセットになった入門用セットから始めると良いでしょう。価格も手頃で、必要な小物も一緒に揃えられます。
川釣りに適したロッドとリール
多摩川での川釣りには、軽量で操作性の良いタックルが適しています。流れのある川での釣りでは、感度の良い竿が重要です。
のべ竿での釣りなら4メートルから5メートルの竿が使いやすく、ウキ釣りや脈釣りに適しています。リール竿を使う場合は、2メートル前後のルアー竿が万能です。
川釣り用の道糸は1号から2号程度の細いラインを使用します。ハリスはさらに細く、0.8号から1号が標準的です。
エサと仕掛けの選び方
東京の釣り場では、ターゲットに応じたエサと仕掛けの使い分けが重要です。現地で購入することもできますが、事前に準備しておくと安心です。
万能エサとして青イソメは海釣り全般に使えます。ハゼ釣りならアオイソメ、シロギス釣りなら石ゴカイが効果的です。川釣りでは練りエサやミミズが定番です。
仕掛けは釣具店で完成品を購入するのが確実です。サビキ仕掛けは東京湾での定番で、初心者でも簡単に使えます。投げ釣り仕掛けはシロギスやカレイ狙いに欠かせません。
まとめ
東京には都心部から郊外まで、多彩な釣りスポットが存在します。東京湾エリアの手軽な海釣りから、奥多摩の本格的な渓流釣りまで、様々なスタイルの釣りが楽しめるのが東京の大きな魅力です。
初心者の方は設備の整った釣り場から始めて、徐々に本格的なポイントにチャレンジしてみてください。季節に応じた魚種とスポット選びを心がければ、一年を通して釣りを満喫できるでしょう。
東京での釣りは都市型レジャーとして気軽に楽しめる一方で、本格的な釣りも体験できる懐の深さがあります。ぜひお気に入りの釣りスポットを見つけて、東京での釣りライフを満喫してください。
